
富山の伝統工芸品・民芸品をご紹介します。
井波彫刻の起こりは、端泉寺が過去に幾度も焼失し、その都度再建されてきたことに深く関わっています。
宝暦・安永年間の端泉寺本堂再建の折、京都本願寺の御用彫刻師前川三四郎に彫刻の技術を伝授されたのが始まりとされています。
クス、ケヤキ、桐を材料として、風景・花鳥・人物などを両面より「透かし深彫り」を施すのに200本以上のノミ、彫刻刀を駆使する高度な技術を持っています。
八尾和紙(八尾町)・五箇和紙(平村)・蛭谷和紙(朝日町)の総称。
富山では江戸時代から隆盛を極め、自家栽培した楮の強靭な繊維で丈夫な和紙を生産してきました。
八尾では売薬用紙、五箇山は加賀藩領の障子紙、蛭谷も障子紙を主に生産。
越中和紙は1988年国の伝統的工芸品に指定されています。
現在は古典的な障子紙・半紙・提灯紙・近代的な書画・版画用紙・100種以上に及ぶ染紙など多品種を生産しています。
また、強靭な楮紙は、型染絵加工品として全国に普及しています。
慶長14年(1609年)二代目加賀藩主前田利長が高岡城を築き、武具や箪笥、膳など日常生活品を
作らせたのが始まりです。うるみ色の地に玉石を貼り錆絵を描く「勇助塗」、多彩な色漆を自在に配して
立体感を生かす「彫刻塗」、あわびや夜光貝で山水、花鳥を表現する「青貝塗」。これらの技は、
国の重要有形民俗文化財指定の高岡御車山に終結され、またそれらは町人文化の中に根づいて発展してきました。